佑学社50年の物語
佑学社50年の物語
佑学社は1972年10月の設立以来50年、地域に根差した塾として多くの生徒たちを見守ってきました。
その50年で生まれた数多くのストーリーを50の物語で綴っていきます。
Vol.10 「上出紗英さん・高井祐衣さん」
上出紗英先生(右)と受験本科6年当時社会を担当していた加藤優先生
上出紗英さん、高井祐衣さんは、大阪教育平野校の受験本科コースの同級生。小学校も同じで、一緒に中学受験を目指して勉強し、見事に志望校合格を勝ち取りました。その後、上出さんは関大一中学から関西大学社会安全学部・安全マネジメント学科へ、高井さんは帝塚山学院中学関学コースから関西学院大学総合心理学科に現役合格を果たしました。お二人とも、大阪教育で得た経験や想いを後輩たちに伝えたいと、大学入学後にトピア平野校の講師として大阪教育に戻ってきてくれました。今では後輩たちから、「わかりやすくていい先生」と、トピアの中でも人気講師として活躍してくれています。
上出さんは、とりわけ社会が得意で、地理・歴史・公民のどの単元も抜群にできていました。入試過去問演習では9割は当たり前で、満点をとることもありました。当時社会を担当していた加藤先生の漢字の筆順間違いを指摘した、というエピソードもあります。
とにかく当時の大阪教育の受験本科クラスは、全員仲が良いクラスで、小学校の違いや、性別に関係なく、みんなが中学入試合格という同じ目標に向かって、集中していました。中学入学後もお互い連絡をとり続け、同じ大学に通う友達もいるそうです。
高井祐衣先生はトピア平野校の人気講師として生徒指導に取り組んでいます
一方、高井さんは、6年生になって勉強内容も難しくなり、塾の宿題が一気に増えて、一時期「塾をやめたい」と思ったこともあったそうですが、それでも踏ん張り続けられたのは、やはり「クラスのみんなが頑張っている中、私だけ挫折したくない」と思えたからだそうです。今は公認心理士になって教育関連のカウンセラーになりたいと勉学に励んでいます。
まわりに一緒にがんばる仲間がいることは、時にくじけそうになったり、弱気になったりする気持ちを支えてくれます。一人一人が自分のためにがんばることは、自分のためだけではなく、まわりの誰かを応援したり、支えたりすることにもつながっているのです。
私たちは、お互いが切磋琢磨しながら、成長していける、そんな学習環境を、これからも地域のみなさんに提供し続けていく塾でありたいと思います。