佑学社50年の物語ストーリー

佑学社50年の物語ストーリー

佑学社は1972年10月の設立以来50年、地域に根差した塾として多くの生徒たちを見守ってきました。

その50年で生まれた数多くのストーリーを50の物語で綴っていきます。

Vol.8 「大西 珠生さん」

大西 珠生さん(左)と
佑学社阿倍野校・教室長 山田洋士先生

大西さんは、小学4年から高校3年までの9年間生徒として、そして大学入学後は4年間トピア講師として佑学社阿倍野校に通ってくれました。

佑学社に入塾する前は別の塾に通っていましたが、なかなか成績があがらず塾に行くのが苦痛だったそうです。佑学社に転塾してから成績も向上し、小学校の通知票が三重マルになったときは、とても喜んでいました。その後、中学生になってもまじめに努力を積み重ね、高校入試では桃山高校に合格、さらに3年後の大学入試では関西大学総合情報学部に見事現役合格を果たしました。大学合格後は、「ぜひトピア講師として山田先生の役に立ちたい」と快諾してもらいました。そこで大学の入学式より前から講師研修を始めました。実際に生徒指導を担当するようになると、持ち前の明るい性格で、阿倍野校ではナンバーワン人気講師として、4年間活躍してくれました。

1~2回生の時は、高校生の学習指導だけでいっぱいいっぱいの様子でしたが、3回生になるころからは、勉強を教えるだけでなく、一人ひとりの生徒の能力やクラブ活動、学校行事などに合わせて、その時その時に、生徒のやる気が出るような様々なアドバイスや声掛けができるようになっていました。生徒にとっても、年齢の近い先輩講師からの励ましだからこそ、実感をもって受け止めることができたんだと思います。

彼女の勉強におけるモットーは、「自分でできることはどんなことがあってもやり抜くこと」です。 「やらされる勉強」から「自分からやる勉強」つまり「自立学習」にシフトして、計算ドリルや漢字などの基礎学力を高めるトレーニングを自分が決めたルールに従って分量をこなしていくことが大切と、彼女が担当した小、中学生や高校生に熱く語ってくれました。

現在はWebデザイン会社に勤務し、営業担当とWebデザイナーとの間に入って、営業担当から出てきた案件を仕様書に落とし込んでデザイナーに伝えるというお仕事をされているそうです。単に伝えるだけではなく、デザイナーの性格や、営業が獲得した顧客にまで想像力を張り巡らせ、できることと、できないことの区別を明確にして過不足なく伝えることが大切だということです。

大西さんは、佑学社で学んできた多くのこと、そしてたくさんの仲間に出会って自分の目標を持てたことが何よりの財産だと話してくれました。佑学社は、互いに競い合える仲間と出会い、その中で大いに成長できる学習の場として、これからも存在し続けていきたいと思います。

<<  Vol.7 「東さん・寺尾さんファミリー」     |     Vol.9 「堀田晃平さん」  >>